切迫早産の入院中でもできる運動は?NGな体勢もご紹介

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切迫早産で入院していると、安静にして過ごす必要があるため筋力低下が避けられません。現在入院中の方は、退院後の生活だけでなく、ちゃんと出産して育児をする体力があるのかということまで心配になってしまいますよね。
ここでは、そんな心配を少しでも減らせるように、切迫早産の入院中でもできるお腹に負担がかかりにくい運動をご紹介していきます。

切迫早産の入院中は筋力低下を感じる妊婦さんが多い

入院したときの週数にもよりますが、切迫早産による入院は長くなってしまうケースが多いです。切迫早産で入院すると、それまでと同じような日常の動作がしにくくなってしまいますよね。

このブログを読んでくださっている方のなかには、すでに筋力低下を感じているという方もいらっしゃるでしょう。

私が助産師をしていたときも、「ちょっと立っているだけでふらふら」「しゃがむと太ももがつってしまう」など筋力低下で悩む妊婦さんに多く出会いました。

筋力が低下してしまうと、切迫早産が落ち着いたあとの退院後の生活だけでなく、さまざまなことが心配になってしまいますよね。「ちゃんと出産できるのか」「赤ちゃんを抱っこできるのか」「育児をする体力があるのか」などは、よくある不安です。

切迫早産の入院中に筋力トレーニングをする際のポイント

切迫早産の方が筋力トレーニングをする際に、注意したいポイントをご紹介します。

治療内容や安静度はしっかり守ろう

治療内容や安静度は、お腹の張りや子宮口の様子などによりそれぞれ異なります。しかし、切迫早産で入院中の方は、点滴や内服などで張り止めの薬を使っていること多いですよね。安静度も、病棟内を歩くくらいならOKという方から、病室から出られない方、ベッド上安静の方など、症状によってさまざまです。

お腹に負担がかかる体勢や運動をしない

切迫早産で入院している方は、お腹に無理のかかる体勢や運動に注意が必要です。原則として、入院が必要になるような切迫早産の方は、長時間立ったままでいることや重いものを持つことは避けましょう。また、前かがみで作業をすることもおすすめできません。

また、階段の昇り降りやスクワットなどの運動は、もちろんNGですのでご注意くださいね。

切迫早産の入院中にできるお腹に負担がかかりにくい運動

お腹に負担がかかりにくい運動をご紹介します。とはいっても無理は禁物!もし、お腹が張ってしまったら、運動を中止して深呼吸。1度にたくさんやるのではなく、無理のない範囲で休みながら少しずつやりましょう。

腕の曲げ伸ばし

ベッドの上で仰向けになって、腕を天井に向かって曲げ伸ばします。

肘から動かしたり、肩から動かしたりと変化をつけるのがおすすめです。

また、伸ばした腕をそのまま保持するのもいいですね。

肩回りをほぐす

ベッドの上で横向きになって、上側になっている手をゆっくり上げたり下げたりし、肩回りをほぐしましょう。

肩甲骨を大きく動かしたい場合は、指先を肩につけて肘をゆっくり後ろ側に回します。

肩回りの運動は、スッキリ感もありますよ。

足首を回す

足首回しも、ベッドの上で寝たままできます。

足首やふくらはぎの筋力アップができるだけでなく、エコノミー症候群の予防にも効果的。

ベッド上安静の指示がある方は、エコノミー症候群のリスクが高くなっていますので、積極的に取り入れてくださいね。

正しい姿勢で座る

座ることができる方は、正しい姿勢で座るだけでも筋力維持や筋力アップが期待できます。

正しい姿勢で座るためには、背中の筋肉を使う必要があるからです。

切迫早産の入院中は無理せずやさしい筋トレを

運動不足により筋力低下してしまうのは避けようのないこと。それでも、筋力維持や筋力アップのためにできることがあります。

入院中は、ちょっとしたことでも不安になってしまいますよね。そんなときの気分転換にも、筋トレはおすすめです。

ご紹介した筋トレは、お腹に負担をかけにくいものばかりです。体調のいいときにぜひ取り入れてみてくださいね。

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