切迫早産入院中のストレス~大部屋で聞こえる音~

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切迫早産で大部屋に入院していると、ほかの人の生活音や声が気になってしまうこともありますよね。数日の入院ならまだしも、長期間にわたることの多い切迫早産入院中は、大部屋で聞こえる音が「もう我慢できない!」ということもあるのでは。ここでは、私が助産師として働いていたときに多かった妊婦さんからの相談と、私が考える1番の対処方法についてまとめました。

①電話の話し声・着信音

大部屋では電話NG、というルールのある病院がほとんどだと思います。大部屋では電話したくてもしないよう、みなさん我慢されています。自分が我慢しているのに、平気で電話している姿を見るとイライラしてしまうのは当然のこと。マナーを守れていないその姿勢が、ものすごく気になりますよね。しかし、「うるさいな…」と感じていても、今後の入院生活のことを考えると「やめてほしい」となかなか言えない方も多いです。

ほとんどの病院が、ロビーやデイルーム、談話室などなら電話OK!もちろん、医師の指示でそこまで行かれないから大部屋で電話している、という方もいるかもしれませんが…(その場合は個室に入院していることも多いです)。どちらにしても、大部屋での電話は会話の内容まで聞こえてしまうので、気になってしまいますよね。

②いびき・歯ぎしり

私が相談を受けたなかでダントツ多いのが、いびきです。「眠っている間のことなので相手に伝えてもしょうがないと我慢していたけど、不眠が続いてしまってつらい」という相談を受けたことがあります。

人のいびきや歯ぎしりはどうしようもないとわかっていても、つらいものはつらい!そして昼間も、検温や点滴交換、診察などで結局ゆっくり休めないことも多く、疲れてしまう方をよく目にします。

③テレビ

私の病院では大部屋入院の場合、「テレビを視聴するときにはイヤホンを」と説明していました。このような対応をお願いしている病院は、実際多いと思います。しかし、説明したことを忘れてしまうのか、それともイヤホンがないからなのか、イヤホンをせずにテレビを視聴している方もときどき見かけます。

こんな場面に出くわしたら、音が気になるだけでなくマナー面も気になりますよね。そのときもやはり、同室の方から相談を受けて対応した覚えがあります。

④足音

意外に多いのは、足音の悩みです。これは、ほかの方がトイレや診察室に行く音という場合もありますが、多くの場合は巡視に回るスタッフの足音です。私が働いていた病院では、個室は入口のドアを閉めていますが、大部屋は開けたままにしていました。そのためか、大部屋に入院中の方からは、足音に関する相談も多く聞かれました。

大部屋で聞こえる音の対処方法は?

耳栓をしたり音楽を聴いたりすることで、それほど気にならなくなる場合は、それもありだと思います。しかし、我慢が長く続くとストレスが溜まってしまいますよね。

私が考える1番の解決方法は、スタッフに相談してみること。テレビや電話の音が気になるときは、それとなく注意してもらえますよ。また、いびきや歯ぎしりなどの音の場合には、病棟の状況が落ち着いていてお部屋が空いていれば、移動できる可能性もあります。

大部屋に入院中の音はスタッフに相談してみよう

大部屋では、音のストレスを感じることが多いでしょう。なかでも切迫早産の入院は、長期にわたることがほとんどです。私は、入院期間中ちょっとでも快適にすごしてほしい、と思います。我慢してしまいストレスが溜まってしまっている方、どうか無理せずスタッフに相談してみてくださいね。

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